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おみくじを結ぶ意味は?|豆知識

※おみくじ掛けにおみくじを結んでいる様子|画像提供:snapmart

 

神社やお寺で引いたおみくじを、境内の木に結んだり、おみくじ掛けと呼ばれるところに結ぶのは神社・お寺の風物詩ですよね。

多くのおみくじが結ばれたおみくじ掛けなどは、その神社やお寺の人気と風格を感じる圧巻の風景でもあります。

 

では、なぜ引いたおみくじを結ぶのでしょうか?

 

おみくじを木に結ぶのは木の生命力から願いが叶うという謂われから

※境内の木の枝に結ばれている無数のおみくじの様子|撮影:おみくじドットコム

 

まず木に結ぶのは、その木の生命力にあやかり、結ぶことによって願いが叶うと信じられているからとも言われています。

 

神社やお寺でよく植えられている樫(かし)や椎(しい)、銀杏(いちょう)などは、大木となり多くの実をつけるものが多く、生命力の象徴としても植えられています。

その生命力から「神木」ともされており、そこにおみくじを結んで神木の力で願いを叶えるという意味合いがあります。

ただし木や植物におみくじを結ぶのを禁止している神社やお寺も

※境内の木や枝におみくじを結ばないよう注意喚起がされている様子|撮影:おみくじドットコム

 

(注)神社やお寺によっては境内の木や植物におみくじを結ぶのを禁止しているところも多くあります。

結んだことにより枝の先が枯れてしまったりするからだそうです。

このようなところでは木や枝に結ばずに、所定のおみくじ掛けに結ぶようにしましょう。

 

 

凶などよくない結果をその場にとどめておくという意味合いも

また凶など良くない結果のおみくじを境内で結びつけることによって、凶の運勢をその場にとどめて持ち帰らないという意味合いもあるようです。

 

以下のアンケートでも分かるように、おみくじで凶を引いた人のほとんどが

「神社やお寺の木や結び場に結んだ」

とも答えているので、凶はもちろん、あまりよくなかったーと思うおみくじは境内で結びつけて帰りたいという気持ちは強いようですね。

 

おみくじを引いて、内容を見て楽しんで、結んで帰るまでが一連の楽しみに

現今ではおみくじは、一種の運試しの意味合いも強く、初詣などで

おみくじを引く→吉凶を家族友人恋人と見せ合い楽しむ→境内の木やおみくじ掛けに結ぶ

という一連の行事の流れを楽しむ行為となっています。

※色とりどりのおみくじが結ばれているおみくじ掛けの様子|画像提供:snapmart

 

その流れの中でおみくじを結んで帰るという行為を皆がしている側面も強いでしょう。

 

最近は様々な種類のおみくじも流行っているので、神社やお寺でひいたおみくじはエンターテイメントとして楽しみ、境内に結んで帰るというのが、現代のおみくじの楽しみ方なのかもしれませんね。

 

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